投稿日:2022年7月14日(木曜日)
初めて白髪染めをする時って抵抗感があると思います。
この先ずっと染め続けないといけないのか。
髪がパサパサになって艶がどんどんなくなっていくんじゃないか。
髪が細くなるんじゃないか。
肌がくすんで見えるんじゃないか。
この様な懸念が白髪染めにはあると思います。
もし白髪染めやカラーをすると同時に髪がつやつやになって、ハリコシが出て、肌に透明感が感じられるのであればプラスの要素として取り入れていけるはずです。
こちらのコラムで、いわゆる「白髪染め」ではなく、「透明感があって白髪もカバーできるカラー」を解説していきます。
30代から40代で白髪が少しずつ気になり始めた時に「いつから白髪染をすればいいんだろう」って思われる方が多いと思います。
まだ染めなくていいのであればそのままでいきたいし、周りから見て気になるようだったらそろそろ考えなきゃいけないし。
白髪を隠す為に髪を染め続けなきゃいけないのって最初はなんだかショックですよね。
自分が白髪染めをしてるっていうのを認めたくないし、人にも言いたくないって気持ちは白髪染めを始めるタイミングの時はみなさん思うはずです。
そもそも白髪染めとカラーリングは何が違うのか、白髪染め以外に白髪をカバーする方法は無いのかなど、いろんな選択肢を知った上で自分に合う手段を選びたいですよね。
一般的に白髪染めとは白髪を染める事を1番の目的としたアルカリカラー剤の分類で、簡単に白髪がきちんとムラなく染まる様に作られているカラー剤です。要するにセルフや経験の少ないアシスタントが塗っても染めムラが起こらない様に黒の色素が多めに入っています。これが肌をくすませて見せたり、重い感じがしたり、パサつきの原因になったりします。
地毛に近い黒髪にしたい場合は白髪染め(アルカリカラー)を使わず、酸性カラー(マニキュア)や香草カラーもステラではおすすめしています。酸性カラーはダメージが無く、むしろ髪をコーティングするのでハリコシが感じられます。ただし地肌から塗れないので厳密に言うと地肌から0,1mmほど白髪が残る為、染めた後の白髪の伸びが若干早く感じられます。その他、ホームケア用のカラーリンスやカラーシャンプーなどもあり毎日使うごとに徐々に白髪が染まっていく物もありこれもほぼダメージは無いですが、色ムラになりやすいデメリットがあります。
透明感を出しながら白髪を染めるには、それなりのテクニックが必要です。
特に日本人は太くて硬い白髪の人が多いので、こういう白髪は染まりムラが起こりやすい為、カラー剤の調合が鍵になってきます。
では色の調合について少し詳しく説明していきます。一般的に美容師が学校やカラーセミナーで学ぶカラー理論は「彩度」と「明度」の2つの軸でカラーが構成されるという事に基づいて色の調合を考えていきます。彩度は色の濃さで彩度が低いと無彩色(グレー)に、彩度が高いと色味が濃く鮮やかになっていきます。
明度が高いと明るく(入りが薄く)なり、明度が低いと暗く(濃く)なっていきます。ステラではヘアカラーは、「彩度」と「明度」と「ブラックレベル(黒の質)」の3つの軸で考えていきます。
このブラックレベル(黒の質)が、透明感を出しながら白髪を染める時の一番のポイントで、ここ10年くらいかけて独自にテストを繰り返し追求してきたカラー理論です。
要するに、色と明るさと黒の3つをどういうバランスで調合するかなんですが、黒と言っても黒の中に様々な黒があるというのがブラックレベル(黒の質)の考え方です。
例えば、漆黒の黒、ベルベットの黒、ブラックコーヒーの黒、青みのある黒、黒檀の黒、ローズウッドの黒、、、などですが、彩度と明度にどのような黒を調合するかで、様々な色合いの「透明感を出しながら白髪を染める」事が可能になります。
写真のビフォー、アフターは白髪が全体の30%くらいある40代の方です。
今までホームカラーの白髪染を繰り返し、くすんだこげ茶のような色になっていました。
ステラでカラー後明るい透明感のある少しアッシュグリーンの色味があるカラーになりました。
白髪も綺麗に染まっています。
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